2016年09月22日

相続放棄が出来なくて

 先日、以前相続手続きをしたお客様H様から「既に相続手続きをした被相続人の配偶者名義の不動産があるとの通知が市役所から届いたがどうしたらいいでしょうか?」との相談をいただきました。
 お話を聞いてみると、被相続人の配偶者の実家近くに先祖代々の不動産があり、建物の老朽化が激しくいつ倒壊してもおかしくない状態で近隣住民からの苦情もあり、市役所が相続人調査を行い相続人であるH様に連絡があったらしい。
 市役所としては、自主的に建物を取り壊してほしいとの事でしたが、H様としてはそのような不動産があることはまったく聞いておらずまた、取り壊すとなると数百万円かかると言われたこともあり悩まれています。

 今回の相談で問題となるのは、
1.この配偶者の相続手続きの際、この不動産の手続きがモレていた。
2.そのためH様が相続人である被相続人の当時の相続手続き時にこの不動産の存在がわからなかった。
3.H様は既に相続しており、この不動産について相続放棄ができない。

 相談当初は、H様としては、この不動産についてかかわりたくないので相続放棄して関係なくしようと考えられていましたが、相続放棄は「相続を知った時から3ヶ月以内」に家庭裁判所に申立てする必要があり且つ既に相続している場合は放棄できなくなります。
 そのため、現状としては、この不動産について相続するほかなく、その対応について当センターでさまざまな対応策を検討中でH様にとって最善の方法をご提案していきたいと思います。
作成:樽谷義之taru.gif

きょうと宇治相続相談センター


 
 
 

posted by きょうと宇治相続相談センター at 13:31| Comment(0) | 日記